食を通じて地域の価値を伝える
100年企業の進化

株式会社おのざき

食を通じて地域の価値を伝える<br>100年企業の進化

福島県いわき市で100年以上の歴史を刻んできた「株式会社おのざき」。その歩みは、大正12年の創業から、地域の水産文化とともに進んできました。「いわきで受け継がれてきた“個性”を、次の100年につなぎたい」という想いを胸にしています。
おのざきが扱うのは、いわきが誇る上質な魚「常磐もの」。時代の移り変わりや震災といった大きな困難に直面しながらも、鮮魚の鮮度と品質にこだわり続け、店舗運営・商品開発・EC事業など、多角的な挑戦を重ねてきました。
近年では新たな経営理念を策定し、業務改革にも着手。企業としての基盤を整え、再び成長軌道へと導いています。「食を通じて地域の価値を伝えたい」という思いは、おのざきの原動力です。いわきに根付く水産文化を守りながら新たな形へと進化させる同社の挑戦は、次のステージへと向かっています。

おのざきが生む新しい魚屋の価値

おのざきは県内最大級の魚屋として、鮮魚店4店舗・飲食店2店舗を運営し、さらに卸売やEC事業にも力を入れています。2024年には旗艦店「おのざき鮮場やっちゃば平総本店」をリニューアルし、「体験型鮮魚店」という新たなコンセプトを掲げました。
店内では、藁焼きによる「かつおの火山」や「まぐろ解体ショー」など、ライブ感あふれるイベントを定期的に開催。買い物だけでは得られない“体験”を提供することで、幅広い年代から注目を集めています。
さらに、閉店後の店舗で寿司と地酒を味わう「サカナイト」や、プロ料理家による料理教室など、新たな企画も積極的に展開。若い世代や子どもたちが魚屋に足を運びやすいよう、地域に開かれた場づくりを進めています。こうした取り組みは、鮮魚店の可能性をさらに広げるものとなっています。

常磐ものの魅力とおいしさを届ける

おのざきが力を入れる取り組みの一つが、地域の魅力を生かした商品開発です。その代表としてオンラインでも人気を集めている「あんこう鍋米粉麺セット」です。100%福島県産の鮟鱇を使用し、あん肝入り味噌スープで仕上げた贅沢な一品です。
セットに含まれる米粉麺は、福島県産コシヒカリを使用しており、ヘルシーでありながら強いコシが特徴。鍋の締めとしてはもちろん、麺料理としても楽しめる汎用性の高い商品です。 地域の食文化を“家庭で手軽に味わえる形”にしたこの商品は、まさにおのざきが目指す「地域の価値を届ける」姿勢を体現しています。

“個性”を守り、未来へつなぐ企業として

いわきや福島には、水産文化や魚食文化をはじめ、地元に根付いた豊かな営みが今も息づいています。それをこの会社では“個性”と呼んでいます。ただ住んでいる人たちが、その個性に気付いてないことも多く、このままでは消滅してしまいます。我々がその個性を、魚を通じたさまざまなかたちでしっかりと守り、伝えることで市民の誇りを育てていければ。そんな想いで次の100年を見据えている、おのざきの挑戦はこれからも続きます。

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